高台寺や清水寺、八坂の塔(法観寺)など観光客で賑わうエリアにある二寧坂。その一角に大正期の面影を残し伝統的な日本家屋をそのまま生かして作られた、世界で唯一の「畳と暖簾のあるスターバックス」があります。控えめすぎて、お店が見つからないといわれることも…。
町家の特徴、玄関先にある庭から裏庭まで続く土間を「通り庭」と呼びます。通り庭の薄暗さ、中庭から光を取り込む手法を忠実に再現されているお店です。
そんな建物のどこかに、小さく「ヤサカ」の文字と「三つ葉」と「四つ葉」のクローバーがさりげなく隠してあります。見つけてもコーヒーは貰えません…。
まちづくり活動の拠点としてどなたでも活動いただけます。と案内されている、京都の景観保全、住みよい街並みつくりをされている施設です。以前、京町家の勉強に訪れました。寺社仏閣、伝統産業に溢れる京都市の、平安時代から現代まで街並みが模型やパネル、ビデオでわかりやすく展示されています。ボランティアガイドさんもいらっしゃり、説明もしていただけます。
地下1階にある、都市建築を知る資料では、狩野永徳が描いたとされる「上杉本洛中洛外図屏風(複写パネル)」がデジタル技術で再現されています。狩野永徳と長谷川等伯の天才絵師が生きた物語が好きな私としては、安土桃山時代当時の街並を思い、2人の作品が寺院に納められている場所を探してしまいます。
京都市景観・まちづくりセンターすぐ近くにあり、御祭神が全て女性の神様をお祀りされていることから女性の守り社とされています。特に女人厄除けの神社として有名です。また、手水舎に書かれている「清」と「浄」の組み合わされた文字、「瀞」=すがすがしいと読み、「自分の心をすがすがしくしなさい」の意味は参拝前には、ただ手や口を清めるだけではないと身が引き締まります。
大学の敷地外にある龍谷大学の博物館です。仏教を中心とした平常展や春季、秋季の特別展を毎回たのしみにしています。西本願寺の正面に位置し、外壁の簾(すだれ)が京都らしいデザイン、1階のカフェや中庭までのオープンスペースは、気軽に訪ねることができます。夜には外壁の簾から漏れ出る光が非常に高級感漂う建物です。
入館すると大学博物館らしく研究発表に触れることができる平常展。驚くのが「ベゼクリク石窟寺院」に描かれた巨大な高さ3mもある巨大な仏教壁画が原寸大で復元され、本当に回廊をまわっているような体験を味わうことができます。
最後に必ずミュージアムシアターを楽しみます。作品上映後にはスクリーンが上がり、西本願寺が一望できる唯一の場所へ姿がかわる贅沢な一瞬です。席を立たずに最後まで楽しんでください。
ご近所の壬生さんと親しみのある近所のお寺です。新選組ゆかりの寺であることで有名です。実は新選組グッズがかわいいので、人に頼まれて購入しに行くこともあり、ついつい自分の分も追加して買ってしまいます。京都の裏鬼門にあたる場所に位置している壬生寺、毎年厄除を祈願する節分会にうかがいお参りし、ダルマ守りを授り、古いダルマさんをお返しし、露店回りを楽しみます。
壬生さんから上がった直ぐ近くの「幸福堂」、節分会には焼きたての金つばが買えます。昔は、店前で焼き立てを出してくれ折に入れてくれました。今はフィルムに包まれ販売され、種類が増え私は昔からあるオーソドックスな「金つば」と最近では「芋きん」が好きです。
幸福堂を出て真っすぐ四条通りへ向かうと梛神社があります。義父母が結婚式を挙げた神社なので、馴染みの神社です。初詣も家族で、壬生寺から幸福堂で買い物し、梛神社へお詣りします。境内にある御神木の「梛の木」にちなんだ「梛の実」のおみくじや「梛の葉」の縁結びの御守りは人気があり楽しませてくれる神社です。元祇園梛神社が正式名から察するとおり、祇園祭の由来する神社です。
子供が小さいころは、手をひき散歩へ。嵐電を下りると真正面に二王門。広い境内には国宝や重要文化財が多く贅沢な散歩となります。観音堂の修復工事中に見学会に参加し、瓦に名前を刻みました。大きくなった子供たちにとって今では思い出以上となっています。また、京都でまわる事のできるお遍路(へんろ)さんが仁和寺の裏にあり、四国八十八ヵ所の写しである札所を1日で巡ることができます。世界遺産や御室桜で有名な場所ですが、観光以外でも楽しむことができる場所です。
祇園にある小料理屋さん。場所がわかりにくい、見つけられない路地の奥にあるお店。昔ながらの家庭料理に、お隣に座った方と仲良くなり、会話が弾みます。居心地が良いので、ついつい長居してしまうお店です。お料理は、京都のどこ産のお野菜、舞鶴のお魚とその日に仕入れられた食材を使われています。お任せでお料理を出していただけるのに、さっき食べたコレが食べたいと言うこともしばしば。優しく懐かしい味。最後のしめは、かす汁。絶品過ぎます。