町家をリノベーションした、なんとも居心地のいい町子。ここは、私にとって高校時代の青春の場所。「町子行こー!」って部活帰りに、文化祭の打ち上げに、友達とのテスト勉強に...色んな場面でお世話になった。どのメニューもボリューム満点で、町子に行くと幸せな気持ちになる。ちなみに私のおすすめはロコモコ丼とMIXプレート定食。最高に美味しいから京都に行ったら是非食べてほしい!あと、どの席に座っても違うテーブルやソファなのもポイント。私は全席制覇したと思う。何歳になっても通いたいワクワクする場所。
私がよく通っている京都の画材屋さんといえばここ。河原町の街から少し歩いた場所にあるので、アクセスもとても良い。高校3年生の時どこで画材を買えば良いのか分からなくて、当時クラスメイトで絵を描くのが得意な子に聞いてみた。そして紹介してもらったのが画箋堂。画塾に通っていた高校3年生、京都芸術大学在学中の4年間、卒業して仕事している現在もずっとお世話になっている。絵の具やキャンバスの種類も沢山あるから、京都に住んでいる芸術系の学生さんにおすすめ。初めてで何を買えばいいか分からなくても、店員さんが本当に親身になって相談に乗ってくれる。いつでも安心出来る居心地の良い画材屋さん。
今も昔もずっと変わらない安心の味を楽しめる、子どもから大人まで地元の人たちから愛されるお豆腐屋さん。ひとつひとつ丁寧に手作りされた豆腐は、素材をシンプルに味わえる湯豆腐にして食べるのが最高に美味しい。また、私のおすすめで飛龍頭(ひろうす)というものがある。豆腐に野菜や卵を混ぜて揚げたもので、一般的な”がんもどき"に近い。一つがとても大きいので満腹感があり、沢山の具材が入っているのでワクワクする。私もつい最近久しぶりにお店に行ってきたばかり。森嘉さんの周辺も、京都ならではの街並みがとても良い。是非、嵯峨野近辺も散歩して見てほしい!
京都 hair salon “door”の美容師西島さん。西島さんは私の数少ない相談相手。私の成長の過程を、髪の毛の変化とともに全て知ってくれている。高校生の時、ハイトーンカラーにするのに憧れがあった。そして卒業する間際に、まずはインナーだけ染めてもらった。髪の毛を初めて染めてもらうのは緊張したけど、それより学校や友達の話を西島さんに話すのが楽しかった。かれこれ西島さんと長年お世話になっているけど、何故かまだまだ掴めない。西島さんは毎回帰り際に写真を撮ってくれる。これがまた美容師さんの域を超えて、カメラの技術に毎回ビックリする。もちろん美容師さんとしても尊敬してる、でも西島さんは一種のアーティストだと私は思っている。
(写真提供: hair salon “door” 西島様)
私は魚を見たり描いたりするのが好きで、京都水族館によく遊びに行く。ちなみに、私のアーティスト名もレッド”フィッシュ"。いつか水族館に関わるお仕事をするのが一つの夢。実は高校生の時、イルカの調教師さんに憧れて海洋系の専門学校も検討したくらい水族館にいる生き物が本当に大好き。京都水族館の隣には梅小路公園の広い芝生の広場があって、イルカスタジアムから公園を一望出来るのがなんとも不思議でお気に入り。京都の水族館ならではの、川の生き物も見れるので淡水魚が好きな方は是非行ってみて。ちなみに京都水族館で見れる最近のお気に入りの魚は「コンゴウフグ」。ユニークな形のツノとイエローが本当に可愛い。(※京都水族館の展示生物は時期により異なります)
私は舞台セットの装飾を見るのが好き。江戸の街並みを再現した東映太秦映画村は、私の地元にある体験型テーマパーク。時代劇を画面上で見るのではなく、直接歩きながら身体全体で味わう貴重な体験が出来る。敷地内にある装飾は本当に巧みに造られていて、リアルな当時の時代にタイムスリップしたかのように感じられる。以前海外から来た友人を映画村に連れて行ったことがあって、友人が演者の侍を観て凄く興奮していた。どんどん時代が進んでいく中で、日本の伝統を今でもこうやって目で学べる場所があるのは本当に素敵なことだなと感じた。
いつも帰りに寄っていた、ごはん日和。実は京都にしかないお惣菜屋さんだと、今回初めて知ってびっくり!季節の食材を使ってお店で手作りされていて、お惣菜は量り売りのものもあるから、好きな量だけ買えるのがポイント。ごはん日和で印象的なのは、店舗の厨房がガラス張りで見れるようになっていること。厨房のスタッフさんが、お惣菜を作ったりするその様子を見れるのが新鮮でなんだか温かい気持ちになれる。私のおすすめは、昔よく買ってもらったデザートの大学芋や胡麻団子。あと、ヘルシーな豆乳ドーナツも好き。また久しぶりに行ってみよう。
嵐山にある古書店。「海外風の本屋さんが出来てる!」と中学生くらいだった私はとても驚いた。周囲の落ち着いた環境に比べてとてもムードな雰囲気で、見るなりすぐお店に入ってみた。お店の中には美術の本も沢山あり、どこを見ても胸が高まった。当時はまだ芸術系の道にいくなんて考えもしなかったけど、私はその中でイラストレーターさんが描いたエッセイ本を購入した。たまには古書を買うのもいいなと、少し大人になった気分になった。お仕事をする今でもよくインスピレーションを受けに、お店に立ち寄ることがある。店内にいると、古書の良い香りでなんだか落ち着く憩いの場所。
実家の近くにある渡月橋。制作で疲れた時は渡月橋から桂川を眺めるのが、私のリフレッシュ方法。辺りには鳥や鯉などの生き物が沢山いる。私が最近行くと必ずいるのは「アオサギ」。羽毛をひらひらとさせて涼しげなので、見ているとなんだか気持ちが良い。そして、1番のおすすめは夜に来ること。夜には橋がライトアップされて本当に景色が綺麗。季節毎に雰囲気が変わる渡月橋とその景色を是非見てほしい。そういえば小学生の時、河原のふもとまで行って渡月橋をよく写生していた。こうして年齢を重ねて、毎年渡月橋を見る角度が変わり、自然を楽しむ視野もどんどん広がっている。
1999年3月5日生まれ。京都府出身。京都芸術大学卒業。日本と韓国を中心に活動。アート・音楽・ファッション全て、自身が生み出す世界観 REDFISH WORLD を通して世界へ発信していく。
REDFISHさんが学生時代からの行きつけ、右京区周辺のカフェや画材屋さんなどを紹介していただきました。