赤穂義士の原惣右衛門元辰を祖先とし、一子相伝で受け継がれている。
今の当主は13代目。香煎と薬味の専門店。創業は貞享二年(1685年)
創業当初より伝わる名物「御香煎」は、お湯に浮かべて、香りを楽しむ飲みもの。
江戸時代、東海道の長旅を終えた旅人や、祇園社の参詣客などをもてなし、大いに賑わいをみせた。もうひとつの名物が、100年以上前に生まれた「黒七味」。
材料をから煎りし、丁寧に揉み込まれた七味は濃い茶色をしており、濃厚な香りと深い味わいは唯一無二である。和食には勿論、麻婆豆腐などの中華料理やステーキやとんかつなどなど肉料理にも合う。あとはポテチやアラレにもばっちり!
祇園町南側のちょっと外れた場所にある祇園の和菓子屋「鍵善良房」が運営するカフェ。現代の人に和菓子をもっと身近に感じてほしいという思いから、「お菓子とお茶のある景色」を提案する設えとなっている。祇園町の古い建物を、和を基調にしながら現代風に改装した店内で、季節感を大事にした和菓子を、こだわりのブレンドのコーヒーなどと楽しむことができる。家具や器などもアンティークから現代の作家までこだわりのもの、ちょっとゆっくりとした贅沢な時間を過ごすには最高のお店だ。
創業天保年間、京都祇園にて百七十余年、食料品販売されてます。昆布や鰹、海苔などを扱う乾物屋として創業されたが時代の流れで今は自家製のちりめん山椒や京都のおばんざい、京湯葉、京漬物、地元産の醤油やソースなど基本京都の製造元が地元向けに作ってる京都ブランドが色々沢山手に入るお店だ。表にはおばんざいも手作り。おかずが足らない時にはよくお世話になってまする。
明治中頃に琵琶湖疏水工事が行われ、日本初の営業用水力発電所が作られた頃、その電気工事に携わったのがお店の始まりだそうです。時代の流れとともに和のあかり(照明器具)を専門に自ら製造・販売されてます。ただ明るくするだけでなく豊かな空間創造において、あかりはどんな役割を担えるのか・・・。
空間を照らすことによる安心や安堵だけでなく、その姿、形からも心が温まるようなあかりが求められていると感じます。目立ち過ぎず、華美にならず、日々美しい姿を追求されてます。一度ハマると抜けられない『あかり』の世界に訪れてみては。
洛中の新町綾小路にあるワイン屋さん。クセがバリバリある店主の田中さん。有機栽培で作る葡萄の酒『マキコレ』ワインを主に置かれている専門店。ワインの事がわからなくても、こんなんであんなんありますか?と、聞いてみてください。そしたらなが〜いことワインについてお話をし、そして、ちょちょちょいーとお好みのワインを選んでくれます。時には試飲もさせてくれますよ。価格も千円代からあるからとても嬉しいお店。その他ワインに合うおつまみあれこれや、野菜に生卵も購入できます。ワインのプレゼントをする時は必ずここへ。本当に美味しいワインが選べます。
『こんにちは』と元気ハツラツな声で迎えてくれる居酒屋まだ出来て一年弱。全て真新しいが店主はやり手。若い店主が接客の教育もしっかりと出来ている。ここの名物は『肉どうふ』味は皆さんが想像されている味かと思いますがそれがまた美味い!サワーにもフレッシュモノが多々ある。日本酒も変わり種がぞろぞろ。食べ物も変わったメニュー続々とラインナップ。おっさんの私でも一人で入れるお店だよん。
ここは名前の通り『アルザス地方の料理』がいただけるお店。「アルザスって?どこ?」となるでしょうが、アルザスはフランスだが、ドイツと隣接しているところ。だから料理もドイツっぽいのもある。ここの名物は『シュークルート』。日本でいうおでんのような…豚肉ベーコンやじゃがいもにすっぱいキャベツがにこんである郷土料理。ここで食べ覚えたのでアルザス地方に行った時にも食べた…が、やはりここが美味しい。パテやニンジンシリシリやコンフィなど、まだまだいっぱいある。少人数で行くより4、5人で行くと色々と食べられて嬉しい。ワインがススム内容にも大満足。あと言い忘れましたがここのオーナーシェフさん。昔は黙々と作り運ばれていましたがいつしかウインクやダジャレを多投されます。あっという間のディナータイム一度覗いてみては!
慶応元年の創業時より、女性の髪まわりの小物をつくりお店だ。“暮らしを美しく、晴れの日をあでやかに”を理念に、髪を美しく整える小物が売られている。
ここの名物は『つばき油』髪の毛に塗るのもよし、身体に塗るのも良しどこにでも使える上等な油。その油が入ったヘアケアやスキンケアなど色々ある。私は少し薄いからヘアケアを使い、髭剃り後にはスキンローションをぬりぬり。女性には
美しく結い上げられた髪を彩り飾るかんざしや髪飾りなども揃えたはります。
お土産やちょっとしたプレゼントに渡すと喜ばれるのは間違いなし!
八坂神社石段下にあるお店。ここは毎日朝から『おくどさん』でシャリを炊くこだわりもこだわりのお店。寿司屋やのに美術大卒の大将が作る寿司。
その上季節毎に変わる包装紙の柄も自分で製作…その包装紙を見るのも毎回のおたのしみ。鯖寿司をはじめ、箱寿司やいなり寿司に蒸し寿司もある。テイクアウトもできるが中で食べるとタイムスリップした様な…。寿司が盛られている器やテーブル、その他の備品などなど、値段表も昔々のモノが掲げてありますよ。
1954年、八坂新地富永町に現る。創業者祖父義夫は東京赤坂で生まれ昭和一桁に私どもの本家草履屋『美濃忠』に丁稚として入店。そこで、『挿げ※』の腕と技を磨き美濃忠のお嬢(のちに私の祖母)と恋仲になり今の地に店舗を構えた。昭和29年頃の祇園町は今とは比較出来ないくらいの芸舞妓の数。その上庶民も履物は『下駄』。365日休みなく…大晦日は朝方まで…働いていたと祖父や親父からよく聞かされたものです。草履下駄の履き心地は『挿げ※』で変わります。機械で挿げることは不可能。一足一足人の手で作られます。どんだけ足の大きさや厚さなど定規で測っても手作りなので完璧には仕上がりません。足にそれなりにフィットさすことが職人の腕であります。餅屋で饅頭買っても饅頭屋の饅頭には敵わないと一緒で草履も草履屋にしか出来ない技があります。『草履は草履屋』で。
※挿げるとは、花緒を草履や下駄の台に付けることをいいます。これも各店によりやり方は微妙にことなります
櫻井さんは草履や下駄に鼻緒を挿げる職人さんです。「ここの草履じゃないと…」と全国からお客様がいらっしゃいます。現3代目に代替りをして、まだ数年。それまで櫻井さんは各地の旅館を宣伝する営業を数十年されていました。
祇園にお店を構える、櫻井さん顔馴染みのお店や、祇園街のお店などを紹介していただきました。