My Local Guide Kyoto

あきよし堂 Fook Up

「刺さるひとには刺さる空間と人物」

源湯の二階にある雑多な部屋、のような店。物質的な雑多さを店内で体感できるだけでなく、知識の雑多さも店主中村Aから披露してもらえるだろう。ここは、彼の増えすぎた私物と知識を売りさばいている店なのである。まず、どうこの空間で過ごしたらいいのか戸惑うことだろうが、自分の興味関心のあるものに手を取ることから始めよう。文学、音楽、ファッション、民芸、映画、芸術、新興宗教。ザ・文系カルチャーの広い守備範囲を持ちつつも、彼が強く関心を抱いているマニアックなモノを布教される。“布教ライン”というコーナーがあり、斎藤環氏の「若者のすべて」の国内流通の半分はあきよし堂が担っているとも噂されるほど、布教に成功している。刺さるひとには刺さる空間と人物、あきよし。最寄りの銭湯は、源湯。

あきよし堂 Fook Up

住所:〒602-8368 京都府京都市上京区北町580-6
電話番号:080-3832-4126
営業時間:19:00~25:00
定休日:月・火

My Local Guide Kyoto #12

「サウナの梅湯」湊さんおすすめ|癖のあるスポットと銭湯ガイド5選

銭湯活動家 湊三次郎
京都 河原町五条「サウナの梅湯」店主。静岡県浜松市出身。大学入学をきっかけに移住した京都で初めて銭湯文化に触れ、大学では銭湯サークルに所属しアルバイト先も銭湯といった学生生活を過ごされました。廃業に追い込まれた銭湯のひとつであったサウナの梅湯を24歳の若さで引き継ぎ、現在は会社として銭湯の運営を委託されることに力を注がれています。京都の端から端まで、銭湯を廻り歩いたであろう湊さんならではのひと癖、ふた癖あるオススメを紹介していただきました。
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