のどかな住宅地を行くと、道は木々に覆われ、黙々と坂道を登る羽目になる。道沿いには川が流れていて、所々に滝がある。ハイキングにはとても心地よいコースだろう。気がつけば、山科の交通喧騒とは懸け離れた奥地へと辿り着いている。そこから、牛尾観音までの参道らしい階段をさらに登ることになる。ちょっとしたB級スポット感のあるオブジェがある。自然に囲まれた中で、遭遇するには怖さもあるが、一見の価値あり。ようやく登りきったと感じられる辺りに牛尾観音はある。空気が澄み切って、京都の他の寺社仏閣とは違った厳かさが感じられる。ここから先は本格的な山道になる。音羽山山頂、そこから大津へと抜けられる。最寄りの銭湯は、東野湯。