まほろば

サブカルの魅力が詰まりこぼれるほどに溢れているお店。引き付ける力には勇気を出して自分から足を踏み入れる一歩もだいじ。
そんな一歩を踏み出せた人だけが感じることのできる幸福が何よりも人を豊かにしてくれるのだと思う。川端北大路大型施設の阪急スクエアをさらに南に向かって進むと通り面にぽつんと独特の空気感を持つ光が見えてくる。その良さは入った人にしかわからないこだわりで埋まり、そうして広がり何より年月とともに積み重ねた文化が漂っている。
僕は小さい頃ここに憧れ、ここは親に連れられて何度も自然と足を踏み入れていた。その時の光景とは時代の移り変わりとともに今はディープに感じられるかもしれないけど、店と店主が変わらずそこにあり続けてくれるだけで、大人になって足を運んだ時の感動は思い出とともに一生忘れないものになるほど大切な場所になっている。