カップルや観光客の定番となっている四条大橋だが、じつは面白いスポットが存在する。それは橋の真下の川辺である。ここには巨大な鯉が多数生息しており、自分のテリトリーのように悠々と泳ぎまわっている。橋の下にたまった流木を住みかとしており、我が物顔で活動するその姿はどこか胡散臭く面白い。何物にもしばられず、京都の中心に位置する四条大橋の真下で自由きままに生息する鯉は、どことなく京都に古くから鎮座している仙人のような雰囲気を醸し出している。何か悩み事があればその鯉を眺めにいき、彼らが発する胡散臭さにあてられるといい気分転換になるかもしれない。
〒604-8014 京都府京都市中京区柏屋町
看板なしに200年以上の歴史がある内藤商店の7代目女将に、毎日の散歩コースを元にオススメのお店や休憩場所を紹介していただきました。