京都伝統産業ミュージアムが新たな取組を実施いたします。
京都伝統産業ミュージアム(以下、「ミュージアム」という。)は、京都が誇る伝統産業の振興拠点として、74品目の常設展示、工芸品の販売、職人実演など、広く伝統産業の活性化につながる取組を実施してきました。
この度、伝統産業を取り巻く環境が依然として厳しい中、文化庁の京都移転や大阪・関西万博など、国内外から京都への注目が集まるこの機会を捉え、下記のとおり新たに観覧料を設定し、展示や機能の充実を通してミュージアムの魅力の向上に努め、伝統産業の活性化に一層つなげてまいりますので、お知らせいたします。
(1) 常設展示場に新たな展示コーナーを設置
74品目を体系的に展示した壁面の展示、触って体感することのできる展示など、常設展示場の入替えに加え、ミュージアムと伝統産業業界とで作る、現代の生活様式にマッチする伝統産業品を展示・販売するコーナーを新設します。
(2) 職人や工芸品とふれあう機会の拡充
1 職人実演の拡充
これまで土・日・祝を中心に実施していた職人による実演を、 平日にも拡大して実施いたします。
2 工芸体験ブースの新設
1日1回、ミュージアム館内で絵付けなどの工芸体験(有料)を 実施し、気軽に伝統工芸品を制作できる機会を創出します。
(3) 案内・解説機能の強化 工芸品の解説や動画を視聴することができるタブレット端末(多言語対応)の貸出し
(有料)や、来館者自身のスマートフォン等で二次元コードを読み取ることで、15言語に 対応した展示品の案内を行うなど、外国人観光客の方々などにも、京都の伝統産業をより 深く知っていただくことができるようにします。また、来館者の御要望に応じて、スタッフ による館内案内ツアーも実施いたします。
(4) 岡崎地域の他施設との連携
岡崎地域の特性を生かし、他施設との相互割引制度(※)の構築や、令和5年9月1日(金)から、開館時間を午前10時~午後6時に変更し、施設開館時間を統一するなど、これまで 以上に連携を深め、岡崎地域全体の活性化を図ります。
※京都市京セラ美術館や京都市動物園等の入場券持参の方には団体料金(100円引)を適用。
■観覧料の設定について
令和5年9月1日(金)から、京都伝統産業ミュージアムの観覧料を以下のとおり設定するとともに、いただいた観覧料の一部は、ミュージアムの機能充実に加え、職人実演・制作 体験の拡充や、新商品制作等の職人による新たな試みを応援するなど、伝統産業業界支援に活用いたします。
岡崎地域内の他施設との相互割引制度(他施設への入館やショップでのお買い物など)を 御利用いただくと、上記観覧料から100円割引されます。
また、以下に該当する方々の観覧料は無料とします。
・市内在住の高校生以下
・市内在住の70歳以上の方
・障害者手帳持参者(付添人1名含む)
・ 和装の方など(ぜひ、和装でお越しください!)
<京都伝統産業ミュージアム レイアウト>
「3MOCAD ギャラリー」や「7ミュージアムショップ」などは、引き続き、無料で入館する ことができます。なお、別途、企画展示室等で特別企画展等を実施する場合には、通常の観覧 料のほか、特別観覧料を設定することもあります。
京都伝統産業ミュージアムのWEBサイトはこちらから
https://kmtc.jp/