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京都河原町 喫茶『築地』
創業昭和9年から受け継ぐ“ほんまもん”のウインナー珈琲

築地で「ホット珈琲ください」と注文をすると、運ばれてくるのはホット珈琲にホイップクリームをのせた、ウインナー珈琲。築地は、京都で初めてほんまもんのウインナー珈琲を出されたお店です。

「うちでウインナー珈琲を出し始めたのは終戦直後からだったのですが、ウインナー珈琲の生クリームって撹拌してホイップして泡だてて出すんですけど、泡だてて出そう思ったら、インチキのものだと混ぜても泡立たないんですね。だからホイップして浮かべて出すことによって、うちの材料は純正ですよと、そんなしょうもないもの使ってませんよ、っていう証明にもなるって言うて、出すようになったのがきっかけです。」

終戦直後の昭和20年ごろ。当時、世の中には多くの粗悪品が出回っていました。「インチキなものは使いたくない」と言う初代の強い想いを、2代目、3代目まで受け継いでいます。

新しいものが目の前をものすごいスピードで通り過ぎていく中で築地は当時のまま、京都という場所に85年間あり続けています。

築地

住所:住所:〒604-8055京都市中京区錦小路通富小路西入東魚屋町182
営業時間:11:00~17:00
アクセス:阪急「京都河原町」から徒歩2分
電話番号:075−221−1053


今日のひとくち

京都館の酒井先生より:
僕はまだ行ったことがありません。
もちろん、その名前も場所も知っています。なんなら外観も絵に描けるくらいには記憶に刻まれています。
でも行ったことがないのは、女性の方が似合う店という勝手なイメージからです。
誰かに誘われたら「おお、ついに築地に行くことになったか」というような具合で、喜んで。


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