ずっと僕がお世話になっている大徳寺の中にある塔頭の一つ。
一休さんをお祀りするために、一休さんが亡くなった10年程後に作られたお寺です。今は、山田宗正さんという方がご住職をやって、今27代目ですかね。この山田さんという和尚さんがものすごく革新的というか、新しいことを恐れない方です。
本堂に長谷川等伯の襖絵がありましたが、それが傷んできたので補修しなければいけないとなり。全部外して修理している間、ただ代わりのものを入れてもつまんないし、いろんな人に絵を書いてもらおうとなりました。伊藤若冲も当時は流行作家みたいなもんだったわけですよね。だから「今で言うと、もしかしたら漫画家なんかいいんじゃないか」ということで、漫画家の方やアートディレクター、日本画の方…色々な方に絵を描いてもらっていますよ。本堂に描いたのが釣りバカ日誌の北見けんいちさん。北見さんの絵がまた面白い。一休さんのご本尊の前に北見けんいちさんの漫画の襖が広がっているんです。 普段は拝観できませんが、数週間だけ一般公開される年もあるので、その時はぜひ。
※一般公開される内容は年によって変化し、一般公開の期間がない年もあります。
住所:〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町52
電話番号:075-492-4991
営業時間:9:00~16:00
定休日:年末年始・お盆・その他法要時
京都に何度も足運んでいらっしゃる小山薫堂さんの、通な京都の歩き方を紹介していただきました。全編は、youtubeチャンネル「京都館会議・小山薫堂が絶賛する京都のオススメの10箇所」でご覧いただけます。