夜の清滝によく行きます。向かう途中のトンネルが異次元なんです。
そもそも清滝は愛宕神社に参拝する人のための宿場町として栄えていました。かつては旅館やごはん屋さんもあったんですけど、今もう旅館は一軒もない。「ここがとにかく素晴らしいとこだ」と京都のイタリアンシェフに聞いて行ったのが最初だったんです。今、行く目的の一つが蛍。蛍が本当に綺麗なんです。あとは、山の中にある愛宕神社に火の用心の札をもらいに。愛宕神社へ奉納しに36kg以上の水を背負ったお年寄りが毎日、山を登っている姿を見た時は、「なんて自分は情けないんだ」と思いながらも、神社に行けたことに達成感はあるので、火の用心の札を10枚ほどまとめて買って帰りました。それを行きつけのお店に持って行くと「うわ!登ってきたんですか!」とすごく喜ばれるんです。行きつけの店に持って行くお土産としては、最高のお土産になります。嵐山までは皆さん行きますけど、でもその先がまた面白かったりします。
住所:〒616-8454 京都府京都市右京区嵯峨清滝深谷町
京都に何度も足運んでいらっしゃる小山薫堂さんの、通な京都の歩き方を紹介していただきました。全編は、youtubeチャンネル「京都館会議・小山薫堂が絶賛する京都のオススメの10箇所」でご覧いただけます。